大学院生のページ

大学院生への教育プログラム

研究の実践 

博士課程の大学院生については、これまでの経験や今後の進路の希望など、十分に話し合いをしたうえで、研究内容や実践の方法を決めて行きます。多くの場合は、当初は先輩や同僚の手伝いをしながら経験を積むことを重視します。やがて、一人一人が独立した研究テーマを持ち、自分自身の考えで試行錯誤しながら、実験を積み重ねて、研究を進められるよう、サポートします。

また、国内外を含めた学会等への発表、Travel grantや研究費・奨学金の申請を積極的に進めています。具体的には、これまでの大学院生による発表を見てください(リンク)。

研究室内での連絡、話し合い、ディスカッションは、日本語と英語を使っています。英語に慣れていない人、自信がない人でも、まずは研究内容を理解することが大切です。英語であることよりも、まずは、研究が大切と考えています。

一方、海外との共同研究や、国外からの留学生が多いことから、英語を実践的に使う機会は数多くあります。いつも、英語が耳から入って来ますから、いつのまにか英語に慣れ親しんでいるようです。もちろん、英語に自信がある方の場合は、さらに実践的な議論や、科学的な論文、発表原稿の作成を英語で行うことにより、さらにその能力に磨きをかけることができます。

 

Progress report

各大学院生(ポスドクを含む)が、一月に一度程度のペースで、自分の研究の取り組みについて発表し、みなで議論する会です。研究の背景や目的の理解を深めるとともに、自らの考えや、仮説、アプローチ、失敗例や成功例について、話題を提供してもらっています。

 

Journal club

他の研究グループが発表した論文を読みこなすことにより、本人の理解力や論文を書く力を身につけてもらおうと期待しています。専門分野を深く理解するプログラムと、生物科学全般にまたがるトピックを追跡するプログラムを並行して進めています。

具体的には、自分の研究テーマに比較的近い分野から発表された最近の論文を選んで、読んでもらい、その内容をみなに紹介してもらっています。

 

WYIS (weekly young investigator seminar)

自らの研究成果やアイデアを、他の研究室の方たちの前で発表し、議論する場を設けています。入学後1年を経過してから、3~4か月に一度程度の頻度で発表します。ここではすべて英語を使っています。大学院エイズ学教育コースのプログラムです。

 

英会話 

英語でのコミュニケーションに慣れていない方については、1年間程度、英会話のレッスンを受けるなどのプログラムを用意しています。

英語はあくまでもコミュニケーションの道具です。とはいえ、道具はときにとても大切ですから、焦らず、あわてず、研究をしながら、向上心を持って進めていただきたいと考えています。

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